本名岡本義。1895(明治28)年5月16日東京に生れる。18歳のとき三遊亭圓遊の弟子となり、三遊亭福よしを名乗る。その後橘家二三蔵、三遊亭圓楽を経て、1950年八代目林家正蔵を襲名する。晩年は正蔵を返名して彦六となり、圓朝話芸の継承者として、人情噺を得意とした。1982年1月29日死去。87歳。
『中村仲蔵』 下積みから苦労の末、名題に昇進した仲蔵は、期待した初めての役に『忠臣蔵』の斧定九郎をふられて、すっかりくさってしまう。俗に弁当幕といわれた五段目は、幕があいても場内は飲食に夢中で、舞台はそっちのけ。扮装《なり》の拵えからして気のきかない定九郎には見向きもしないのがそれまでの見物客だった。現在に残る型を作りあげるまでの主人公の姿を、きっちりとした話芸の巧みさで鮮やかに描き出した正蔵の白眉の高座。仲蔵は安永から天明にかけて活躍した俳優で、主に立役と実悪《じつあく》にすぐれていた。
『芝居の穴』 舞台裏の役者たちのいろいろなエピソードを、芝居噺を得意とする正蔵が楽しく演じている。
| 新潮ビデオ | 発売 | TBS VISION |
| 古典落語名作選集 | 販売 | 新潮社 |
| 中村仲蔵(昭和48年収録) 芝居の穴(収録年不明) | ||
| 口演 林家正蔵 | ||
| 収録 国立劇場 | ||
| 企画構成 矢口茂夫 | ||
| デザイン スピアヘッド |
Last modified: Fri Jun 14 16:26:51 2002